実録探偵 vol.6
著者:仁
今回は、ある弁護士先生とのやり取りについて語ろう。
以前、弁護士に相談に行った依頼者が、わたしにこんなことを尋ねてきた。
以前から、金銭問題に係ることをお願いしていたんですが、どうも、わたしの保身よりも金貸しの方に有利に話を進められているような気がするんですが、調査してもらえませんかということだった。
わたしは、法律家ではないのでよくわかりませんが、出来る限り協力はしますよって、言ってしまったのだ・・・・(T。T)。。それもやはり、ボランティアで。。。。
しかし、良い勉強になると思い、訳もわからず調査開始しました。
そこで、びっくり!!なんとその弁護士の先生はそこの金貸しの顧問弁護士でもあったのです。それで、依頼者に別の弁護士に依頼したほうがいいと助言しました。
・・・が、見逃してくれません。話をしてくれませんかと頼まれる。
わたしは、法律論を語ると弁護士法に引っかかりますので、友達ということで、その弁護士事務所へついていきました!
そして、弁護士登場
「あなたは、どちら様ですか」とやはり聞かれたので、
「友人です。一人で相談するのが心細いと言うのでついてきちゃいました」と答えると
「プライバシーの保護がありますので、退室してください」
とあっけなく、言われた。
「いえ、一緒でお願いします」と依頼者がフォローする。
・・・・正直。帰りたい・・・・と思ってしまいました。
しかし、話を聞いていると素人でもおかしいんじゃないかと思いました。
なぜなら、依頼者は破産をしたいと言っているのに、弁護士は
「この程度の金額なら、任意で整理できますし、払いすぎてる分の返還請求をすれば、お金が返ってきます」
と言う。
おいおい、任意整理なんかしたら、結局、次に詰まったらどうしようもなくなり、結局、破産になって、二度も費用がかかり、友人が大変な目に会うのが目に見えている。
それに、返還請求っていうのは判決が下りても、振り込んでこない業者もいる。
それで、仮に業者が処分されても、向こうはそれぐらいは想定内のことで、なんやかんやといい訳をして振り込んでこない場合はどうするんですか。その間の弁護料は?振り込まれないのにそれを返済に充ててたら?一発でまた窮することになります。
友人は破産する為に、知人から都合してもらっているくらい大変な状況なのに・・・・
と代弁してみると
「素人は、皆さん、破産すればそれで解決すると思っていますが、世間の信用はそんなことでは失われてしまいます。」
「そして、やり直すのも信用が大事ですから」
と言われてしまった。。。。。。くやしぃ〜(>。<)正論!!
しかし、信用といいますが今の時点で、世間の信用はないんです。(金融機関に限って)やり直すって言いますけど、別に友人が求めているものと先生が言っている事は、食い違っているんじゃないですか。利息の過払いが戻ってきても、じゃぁ、弁護料は、過払い分が戻ってからでいいんですか?いくら戻ってくるんですか?と聞くと、
「金融機関との話し合いによりますし、はっきりとは申せません。弁護料の方は、規定どおり着手金を頂いてから、話し合いに入ります。」
おいおい、着手金ってこの前払ったと聞いていますがと言うと
「それは、計算や調査費用です。」とさらっと言う。
・・・・探偵社より太刀が悪いな・・・・・と思ってしまいました。
「いや、友人は着手金と聞いて支払ったはずですが」
「借金で困ってきているのに、そんなに費用は払えると思っているんですか」と聞くと
「正当な報酬を要求しているだけです。ボランティアではないんですよ。」
と強気で依頼者を困らせるので、
「先生、任意整理とおっしゃいましたが、勿論、先生が顧問している金融屋は、返還請求にすぐに応じてもらえるんですよね」
とちょっとだけ、反撃してみたら、先生はびっくりして
「あなた、何者なんですか?失礼にもほどがある。」
「退出してください」と怒られてしまった。
が、依頼者がそのときにやっと強気になってくれて
「もう、結構です。よそで頼みます」と言ったら、
その先生は、
「いやいや、あなたの意思に沿うように手配しますが」
「もう、結構です」と依頼者はやっと気づいてくれました。
弁護士という肩書きは、試験に通れば人格や性格までは査定しません。しかし、世の中は肩書きが信用であることは変わりない事実です。
そして、依頼者とタウンページで調べて法律事務所へ行きました。その事務所の先生達は、依頼者の話をよく聞き、一番よい方法を導き、依頼者に説明していました。依頼者もこの先生なら信用できると言って、わたし達と別れました。そのとき、依頼者が満面の笑みで、「ありがとうございました」と1000円くれました。
なははは、うれしかったですね。金額じゃなくて気持ちがね。・・・
しかし、こんなことばかりしてたら、・・・・・・貧乏はひたすらって感じです。(>。<)v