vol.4
今回は、マルチ商法!
騙されている間の人間って怖い。
今回は、もしかしたら私,騙されているんじゃないか?
とご相談を受け、そのマルチの集会へ同行した。
ほとんど、宗教みたいなノリです。
某ホテル(ビジネスクラス)のロビーで依頼者と待っていると
ある小奇麗にめかした男性がやってきた、年齢は20代後半くらいか、ベルサーチのスーツにヴィトンのセカンドバック、思わず、「お前は、ホストか?」と突っ込んでしまいそうな感じでした。
しかし、びっくりするのがここからだ、ロビーにいた他の連中が、立ち上がり、その男に「お疲れ様です。」と挨拶をしている。
こいつから、給料を貰っているわけでもなく、なんの組織なんだか・・・・・・良くわからない。
そして、依頼者と一緒に集会を開催される部屋へ行き、席についた。そして、びっくり。
部屋には、舞台が用意され、垂れ幕には、私たちは勝ち組みだ
と大きく書かれている。それは、おまえがみなさんから集金して、いい思いしてるから、勝ち組なんだろう。そんなこと書いてたら、みなさんからひんしゅくを買うんじゃないのと思ったが、全然違う様子だ。お金を集金されている側も勝ち組みと思っているのか、ある意味すばらしい感覚だ。横をみると依頼者も高揚してきている。
とりあえず、集会を終え、こいつらの定番ファミリーレストランへ依頼者と一緒に行くことになった。
そこへ行くと、依頼者のグループ長と先ほどのホスト風の方がやってきた。以降ホスト君と呼ぶ事にしよう。
役者がそろったところで、話が始まった。
まず、依頼者が始めてからローンの支払いが増えるばかりで、結局、首がまわらなくなった事を、説明する。
すると、グループ長は、
「今はそうかもしれないが、成功すればすごい収入がはいる」
「そうすれば、ローンなんて一括で返せるよ」
と言う。そこへホスト君が入ってくる。
「そうだよ、僕なんか、一度破産しているけど」
「今は、すごくリッチだよ」
と依頼者に説明する。
依頼者が私の方へ助けを求めてきたので、とりあえず自分の考えをホスト君たちに言ってみた。
「なぜ、破産してまで頑張らないといけないのか?依頼者は、会社員であり、事業主ではない。」
「そして、ホスト君はマルチの頭角の部分にいてるから得するが、依頼者のポジションはもう残りかすである。」
「ついでに、そんなに儲かっているんなら、依頼者の商品を買い取ってくれても、バチはあたらんだろう」
「大体、頑張ればと言うが、いつまでどんだけ頑張れば、成功するんですか」
「説明しているときは、数字を並べたり、理屈を通すように話しますが、成功と収入等の現実的な話に対しては根性だのやる気だのとすごく原始的な意見ですね」
等の意見を言わせてもらった。
すると、ホスト君は、
「ビジネスはそんな甘くないんだよ」
「やめたけりゃ、やめればいいじゃないか」
と怒ったので、依頼者は
「辞めます」
と言ってその場を去りました。
やっと、騙されているとわかっても、訴えるところは無いですが
まぁ、破滅する前に気づいてよかったってことかな・・・・・・・